1.1 動作概要

本ソリューションは、以下のような流れで動作します。

  1. O365宛通信
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※ 公開情報からO365関連アドレスをBIG-IPのData-Groupへ登録。

  1. クライアントPCのWebブラウザに、URL:https://login.microsoftonline.com を入力
  2. クライアントPCは、WebブラウザのProxy設定に従いBIG-IPへHTTPリクエストを送信
  3. iRuleによりData-Groupと比較しO365関連アドレスか否かを判別し、O365関連アドレスであればBIG-IPをProxyとするiRuleコマンドを実施
  4. login.microsoftonline.comのIPアドレスを解決するためにDNSクエリを送信
  5. DNSサーバからlogin.microsoftonline.comのIPアドレスを得る
  6. BIG-IPからO365宛にHTTPリクエストを送信
  7. O365はHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスを送信
  8. HTTPレスポンスを受け取ったBIG-IPはHTTPレスポンスをクライアントPCへ転送
  9. login.microsoftonline.comのWeb画面が表示される
  1. 通常Webサイト宛通信
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  1. クライアントPCのWebブラウザに、URL例:https://f5.com を入力
  2. クライアントPCは、WebブラウザのProxy設定に従いBIG-IPへHTTPリクエストを送信
  3. iRuleによりData-Groupと比較しO365関連アドレスか否かを判別し、O365関連アドレスに含まれていなければiRuleによりWeb Proxyが含まれたPoolを選定
  4. 選定されたPoolの中から1台を選定し、Web Proxy宛に通信を転送
  5. Web ProxyからO365宛にHTTPリクエストを送信
  6. O365はHTTPリクエストに対するHTTPレスポンスを送信
  7. HTTPレスポンスを受け取ったWeb ProxyはHTTPレスポンスをBIG-IPへ転送
  8. BIG-IPはクライアントPCへそれを転送
  9. f5.comのWeb画面が表示される